西川 健太郎
2010年 大阪大学外国語学部 卒業
2010年 外務省(事務官/三等書記官)
在ヨルダン日本国大使館
在エジプト日本国大使館
在レバノン日本国大使館
2018年 EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(シニアコンサルタント)
2019年 インダストリア株式会社/株式会社ココバル(マネージャー)
2020年 株式会社ココバル(代表取締役)
【当塾の役割と目的】
当塾の役割は、勉強の仕方が分からない、そしてお金をあまりかけられない生徒が、学力を向上させるための意志とスキルを強化し、磨くお手伝いをすることです
そして、苦手なことを克服したり、手ごわい課題を何とか達成することで、「努力をすることで自身の可能性が拓かれる」という有能感を醸成し、自分を信じる力をつけてもらうことを目的としています
【sakanoue塾開校の背景】
私がこのsakanoue塾を開校しようと考えたのは、経済的に余裕がない等の何らかの不運(*もちろん、不運だからといって不幸であるとは限りません)な状態にある子どもが、受け身ではなく、能動的に自分の人生を拓いていくための梯子の一段目に足を掛ける、そのサポートをしたいと考えたからです
なぜそのように考えるか、ですが、一言で言えば、「運」というよく分からないものに、自分の人生が大きく決められてしまうのは正しい状態ではない、と思っているからです
【生い立ちと、sakanoue塾を開校した理由】
私は幼少時代の一時期を、ひとり親家庭で育てられました。母は朝から晩まで働き、最初の父親が残した借金を返しながら、私と弟を育ててくれました。一般家庭と比べれば、ある意味ハンデがあったといえますが、母や祖父母、周りの人たちの大きな愛に囲まれたおかげで私は自分を肯定できただけでなく、どんなことでもやり抜くことの大切さや、努力することで良い結果が得られることを学びました
借金のため、高校にはかろうじて行けても、大学に進学できるかどうかは厳しい状況でしたが、 幸運にも母の再婚により経済的な状況が改善され、大学にも進学することができました
また、出自にかかわらず、努力を継続する力や多少の能力さえあれば、博士や官僚、スポーツ選手にでも何にでもなるチャンスがある国・時代に生まれたことで、私は希望していた外交官としてキャリアを積む機会を得ました
自分を肯定し、多くの愛を注いでくれる家族のもとに生まれついたこと
「頑張ったら報われる(可能性が高まる)」と思えるようになったこと
母の再婚によって経済的に安定し、教育の機会を得られたこと
家柄や出自によらず、フェアに挑戦できる社会であったこと
こうした数々の幸運によって、私は主体的かつ能動的に自分の人生を選択するための足掛かりを得ることができました。これはひとえに、「運がよかった」ということに尽きます
もし私が親から否定され、十分な愛情を受けられない家庭に生まれていたら…
もし私が「どうせ無理」と言われ続けるような環境で育っていたら…
もし私が経済的に苦しく「大学は諦めて就職してほしい」と親に言われていたら…
もし、私が家柄や出自が理由で挑戦すらできない社会に生まれ育っていたら…
自分を肯定し、自分を信じる力を持てなかったでしょう
然るべき方法で努力をし続ければ、良い結果につながり得るという信念を持つこ
ともなかったでしょう
大学進学は諦めざるを得なかったでしょう
自己実現のためにチャレンジしようとする気持ちにもならなかったでしょう
私たちの人生では、それぞれ持って生まれる条件が異なり、どうしても自分の力で変えられないことがあるのは事実です。過去に恵まれないことがあり、その結果として現在の状況を変え難いという現実もあります
けれども、かつての私が「偶然」チャンスを与えられたように、たとえ過去が不運であったとしても、自分で自分を諦めない全ての子どもには、自分で未来を切り拓いていく挑戦権が与えられるべきです
学歴は、善い人生を約束する魔法の杖などでは決してありません
けれども、現実として依然として日本の社会では、未来を切り拓いていくために大きく影響を与える一つの要素でもあると考えています
sakanoue塾は「学力」という一側面から、この「運」という、自分でコントロールできないものに、自らの人生が大きく影響を受けてしまうことに抵抗したいと考えています
上村 悠己
1995年 私立聖光学院高等学校 卒業
1999年 東京大学経済学部経済学科 卒業
1999年 J.P.モルガン証券会社東京支店
エクイティ・デリバティブ・グループ
2004年 RBCキャピタルマーケッツ証券会社東京支店
外国債券営業部 ヴァイスプレジデント
2015年 empopo 創業
フェアトレード雑貨のEC事業
【メッセージ】
私は自身の経験から皆さんに、「勉強」そのものが自分自身を支えてくれるかもしれないよ、ということをお伝えしたいです
私の家庭は、決して裕福ではなかったのですが、父と母は、私と二人の妹の教育のためにはどんな支援も惜しみませんでした。教育こそが人生の選択肢を増やすと考えていたからです
そうして、私は私立の中高一貫の進学校に入学することになりました。周りは裕福な子たちばかりで、私は強烈な劣等感に苛まれていました。友だちを作ってしまうと「おまえんち、遊びにいこーぜ!」と言われ、市営住宅に住んでいることがバレてしまうのが怖くて、友だちはあえて作らないようにしていたぐらいです
私には「勉強」しかありませんでした。とにかく必死に勉強しました。それが私の唯一の存在証明だったのです。今振り返って思うと、「勉強」がなければ、私は劣等感の渦の中に飲み込まれていたかもしれません
幸運なことに、私には「勉強」する私を肯定的に応援してくれる両親がいました。でも、そうでない家庭環境に置かれている子どもたちもたくさんいるということも理解しています
私もsakanoue塾も、そのような子どもたちの「勉強」をサポートし、彼らや彼女が「勉強」で自分自身の人生を切り拓くお手伝いをしたいと思っています
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